ADP雇用統計とは
ADP雇用統計とは、アメリカの大手の給与計算代行会社のADP(Automatic Data Processing)社が算出して公表している経済指標のことです。データには2300万人以上の給与計算を用いており、アメリカの非農業部門雇用者数の数を予測するために用いられています。
通常の雇用統計との違い
主に次の3点が異なります。
①発表日
②データ数
③対象範囲
具体的には以下のように異なります。
①ADP雇用統計は米国雇用統計の2営業日前に発表されます。
②ADP雇用統計は2300万人の顧客データを用いて数値を予想していますが、米国雇用統計は実際にアメリカ全土の企業や機関への調査を基に算出します。
③ADP雇用統計は対象範囲に政府機関を含みません。
以上から、ADP雇用統計は米国雇用統計の先行指標として用いられるが、結果にズレが生じることもしばしばある、ということになります。
コメント