ダウ平均株価とは?S&P500やNASDAQ100との違いや日本株の影響も解説

ダウ平均株価はfxや株でトレードをするにあたって必須となる知識です。今回はダウ平均株価について分かりやすく解説します。また、他の株価との比較や日本株への影響も見ていきましょう。

ダウ平均株価とは

ダウ平均株価NYダウダウ・ジョーンズ工業株価平均ともよばれます。

ダウ平均株価はS&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が、アメリカの代表的な銘柄30種を毎年選出し、それらの平均をとったものを指します。

ダウ平均の銘柄の選出は厳格であり、2018年6月26日以降、算出開始時の銘柄で現在も構成銘柄として残っている会社はなくなりました。

それは構成銘柄を時代に合わせているという事でもあり、アメリカを代表する株価指数として信頼できるという証拠でもあります。

ちなみにダウ・ジョーンズ「工業」株価平均と呼ばれますが、銘柄の選出分野は工業にとどまらず幅広いです。これは当初、工業株を中心に構成されていたことのなごりです。

ダウ平均株価の構成銘柄30種

2023年8月現在の構成銘柄は次の通りです。

・Apple[AAPL]

・アムジェン[AMGN]

・アメリカン・エキスプレス[AXP]

・ボーイング[BA]

・キャタピラー[CAT]

・セールスフォース・ドットコム[CRM]

・シスコシステムズ[CSCO]

・シェブロン[CVX]

・ウォルト・ディズニー・カンパニー[DIS]

・ダウ[DOW]

・ゴールドマン・サックス[GS]

・ホームデポ[HD]

・ハネウェル・インターナショナル[HON]

・アイ・ビー・エム[IBM]

・インテル[INTC]

・ジョンソン・エンド・ジョンソン[JNJ]

・JPモルガン・チェース[JPM]

・ザ コカ・コーラ カンパニー[KO]

・マクドナルド[MCD]

・スリーエム[MMM]

・メルク[MRK]

・マイクロソフト[MSFT]

・ナイキ[NKE]

・プロクター・アンド・ギャンブル[PG]

・トラベラーズ[TRV]

・ユナイテッド・ヘルス[UNH]

・ビザ[V]

・ベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]

・ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス[WBA]

・ウォルマート・ストアーズ[WMT]

S&P500やNASDAQ100との違い

アメリカはダウ平均株価の他にもS&P500、NASDAQ100という代表的な株価指数があります。

3種の株価指数の違いを表にしてまとめてみました。

構成銘柄ダウ平均株価S&P500NASDAQ100
銘柄数30500100
選出先の市場NY証券取引所、NASDAQNY証券取引所、NYSE MKT、NASDAQNASDAQ
計算方式単純平均株価方式時価総額加重方式時価総額加重方式

S&P500とNASDAQ100が時価総額から計算されているのに対し、ダウ平均株価は株価をもとに計算されていることが分かります。

以下に、3種の株価指数の特徴をまとめました。

ダウ平均株価大型株中心。IT株が少ない。値動きが落ち着いており安定性に優れる。

NASDAQ100IT、ハイテク株中心。成長率が高い。他と比べハイリスク、ハイリターンの市場。

S&P500大型株から新興株まで取り入れる。安定度、成長率ともにそこそこ高い。ダウ平均株価とNASDAQの中間のような位置付け。

日本株との関係

日本の代表的な株価指数である日経平均との関係性を見ていきましょう。

日経平均の朝9時は前日のダウの値動きに大きく左右されることが多いです。

前日のダウの値動きを見てからトレードを開始する投資家が多いのが原因として考えられます。

ダウが暴落したときには、つられて日経平均も暴落することが多いです。

しかし、ダウが上昇しても下落時と比べて日経平均は連動して上がりにくい傾向にあります。

まとめ

今回はダウ平均株価について解説しました。ダウは世界で最も代表的な株価指数の一つです。投資を行っている方は是非こまめに動きをチェックしてみましょう。

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