株をやる人は必ずチェックするPERという指標について、簡単に分かりやすく解説しました。
PERとは
PERは株価収益率ともいい、Price Earnings Ration の略称です。株価がその会社の収益と比較してどれほど割安かを示す指標です。
具体的には次のような計算式で求まります。
PER=株価÷EPS(1株当たり純利益)
例えば、株価が2000円で、毎年1株当たり100円の純利益が出る会社では、PERは2000÷100=20倍となります。
PERの使い方
PERは低いほど割安で、高いほど割高ということになります。
また、標準的なPERは15倍程度であるといわれています。
PERが10倍なら割安、20倍なら割高と考えることが出来ます。
PERの注意点
PERは15倍が標準的と書きましたが、PERが80倍の銘柄や1ケタ台の銘柄もあります。これには理由があります。
PERが通常より高い銘柄は「この会社は将来成長しそうだな」と市場の成長期待度が高くなっています。
PERが通常より低い銘柄は会社が何かしらの問題を抱えている場合があります。
ですから、一見割安な銘柄を見つけても、一度冷静に原因を探るのが大事です。
また、PERは業界によって標準的な値が微妙に異なるので、同業の会社同士での相対的な比較で判断するようにしましょう。
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